オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラー(1870~1937)が創始した心理学で、アドラー以後も後継者たちによって発展されてきており、包括的でわかりやすい理論と実践性の高さが認められています。
 過去を問うのではなく、その人の未来への目的を考える「目的論」、その人が人生の課題に建設的に向かっていけるよう援助する「勇気づけ」などの肯定的で、明るいアプローチが特徴的です。近年主流の心理療法各学派、アプローチとの共通性、影響関係も指摘されています。

 また、「共同体感覚」といった奥深い思想性も備えています。 

 現在学校教育、子育て、臨床、人材育成等幅広い分野で応用、実践が試みられており、賛同者や関心を持つ方が増えています。